手紙 |

2019.12.03

今年ももう残り1ヶ月。このところ、年内に片付けておきたい仕事や家のことを書いた TO DO リストとにらめっこする日々です。毎日が慌ただしく過ぎてますが、一日一日、子供の成長を見るのが楽しいです。先日仕事で嬉しい出来事もあったので書き残しておこうと思います。初めてのお取引だったオーストラリアのプランツショップの方が、納品早々、SNS に商品の感想を書いてアップしてくれてました。その一部を抜粋します。写真もそのときのもの(植え込む間もなく興奮気味に投稿してくれたようで)。

 

Two things won me over (besides the obvious beauty of these products). The first, when I read, “We love plants. Therefore we are not interested in pots without holes”. And “Everything we do is for plants”.

 

商品に添えたメッセージ(コンセプト)がこんなにダイレクトに響いていることに感激しました。この晩は二人で小宴でしたね(缶ビール)。言葉にしてくれたのは相方なんですが、メッセージの源はクライアントである井澤製陶の二人です。矛盾するような物言いですが、ぼくらにとっては商品自体がノンバーバルな手紙のようなもので、プロダクトがメッセージを体現できるよう、そのハードルはいつも自分たちに課すようにしてます。メールや電話のような感じではなく、やっぱり手紙みたいな感じですね。時間をかけて届いて、手にとって、あとからじわーっとくる、みたいな。それがちゃんと届いたとき、受け取った人からもらうメールや SNS 上の感想は、まるで返信の手紙のようで嬉しいものです。クライアントと一緒にそれを噛み締められるなんて。。だからこの仕事やめられないんです。