雑感 |

2021.02.27

最近、娘は抱っこでなくても、横になって眠りにつけるようになってきた。日々成長を感じる。寝付くまで添い寝して、9割方自分もいっしょに寝落ちる。。深夜から仕事のようなことをいそいそとやりながら、朝を迎えることも少なくない。小さな音でラジオのようにテレビを垂れ流すのだが、時間が時間なだけに選択肢もなくなんとなくNHKにしていることが多い。その日も午前5時前だったと思う。いつもお堅いオジサンが出演しているイメージの「視点・論点」に、柔らかい語り口の女性がいた。その内容がとにかく自分が普段ひっかかっていることとぴったりと重なっていて思わず画面を携帯でバシャバシャと撮った。東工大で教鞭をとられている方で伊藤亜紗さんという人だった。流石NHK、内容はほとんどこちらにアーカイヴされているよう。「信頼と安心」についての考え方もすごく腑に落ちた。このトレードオフは意外と見落とされがちで、みんな安心するためにできるだけ余白を潰していってる(無意識)ような実感がある。思うような結果が出なかったときのこと、責任の所在、危険、あらゆるリスクを無くして安心を最優先するがために余白(信頼)がなくなっていくのは息苦しい。それこそ行きつく先は人間じゃなくてもいい仕事なのでは?とも思う。余白でしか泳げないような存在には、なるほど生きづらい訳だと大いに納得(汗)。ただ、自分たちの中で収まるだけの予定調和な仕事ほど詰まらなく虚しいものはないとも思う。だから人といっしょに何かをつくるのはたのしい。

明け方の興奮を相方に伝えると、今度は相方が伊藤亜紗さんの著書にどっぷりはまり中。

 

視点・論点 解説アーカイブス
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/443072.html