講評 |

2021.08.08

 

IFDAの図録が届いた。こうやってきちんとアーカイヴされると、少しは受賞の実感が湧いてくる気がする。今年は審査員の講評がIFDAのサイトに掲載されていなくて「今年は無いのか〜」って少し残念がっていたけど、図録に収録されていてよかった。審査員の一人であるデザイナー、マイケル・ヤング氏の講評より抜粋。

 

“個人的には、シルバーリーフ賞を受賞した「三本脚のドロワー」が最も印象的でした。この作品はデザイン性もアート性も兼ね備えています。繊細そうな見た目に反し、非常に力強い存在感があるため、商品として成功する可能性を強く感じました。”

 

「デザイン」と「アート」。言葉が本質から逸れて氾濫するのは世の常だけれど、ぼくらにとってはこの二つは不可分だし、いつでも一つのものだと思ってる。純粋に作品のみを通じて そこをまるごと評価してもらえたのは、これまでとはまた違った手応えを貰えた気がする。これからも信じて進んでいきたい。