Hotel Okura Tokyo |

2015.07.27

ymd015

 

9月には建替えが決まっているオークラに宿泊する目的で、2泊3日で東京に行ってきました。ここで言うまでもなく全てにおいて素晴らしいんですが、宿泊してみて肌で感じたのは「接客」や「直接目に見えない部分」の質でした。

1日目の深夜、ホテルへ帰りほぼ誰もいない本館のロビーで、束の間の時間ゆっくりと過ごしていました。僕らがその場からいなくなり2階の通路から下を見下ろすと、一人の従業員が漆塗りの円卓の周りに立ち、乱れた椅子を整え始めました。ただなんとなく整えるのではなく、慎重に、そして確実に幾何学の基準に沿ってそれは行われます。円卓の周りに整然と梅の花びらのように配された椅子たちを見て静かに感動しました。自分たちもこういう仕事がしたいものです。

東京では美術館や展示を中心に回ったんですが、それはまた次の機会に。