10年 |

2024.02.20

 

独立して10年が経った。(スタヂオ・ヨー 2人で始めてからはまだ6年くらい)
 
家族、友人、クライアント、製品を作って下さる皆さん、世界のどこかでプロダクトを愛用してくれている方、多くの人のお陰でなんとかやってこれました。いつも、ありがとうございます。
 
次の10年、どう生きて、どう作るのか(または何を作らないのか)
変わらず難しいことを楽しんでゆけたらいいなと。
引き続き お付き合いのほど、よろしくお願いします。

TSE2023終了しました |

2023.11.29

ヴェネチア建築ビエンナーレ2023 「TIME SPACE EXISTENCE」展が11/26をもって終了。聞いたときは半年もあるのか〜と感じた会期も、過ぎてみるとあっという間というのが実感で。現地へ渡航していないこともありリアルな反応まではあずかり知る所ではなく、でもまぁそういうものかと思っていた矢先。終了4日前、滑り込みヘッドスライディングもいいところでドロワーの購入希望者から連絡が。。こんなってことある??と二人で驚いたが、いろんな意味で正直しんどさもあった今回の招聘・出展も、クライアントや財団をはじめとする周囲のサポートに助けられ乗り切ることができた。運営のECCからも560Pにおよぶボリューム満点の図録も届き、そちらも良い記念となった。今後も海外への出展やイベント参加の機会があれば、是非積極的に参加していきたい。

ヴェネチア建築ビエンナーレ |

2023.08.05

5月下旬から始まったビエンナーレもあっと間に2ヶ月半経とうとしている。昨年の6月、招聘のメールに二人して目を丸くしていたのが遠い昔のことのようでもあるし、そこからあっという間だったような気もする。いまいち現実味が薄いのは、やはり現地へ足を運んでいないからなのかも。ただ、渡航することよりも、日本でもっと大切なことを優先できたのは幸いだった。海外での展示自体が初めてにもかかわらず渡航せず、遠隔で設営のやりとりを根気よく(お互い)続けること約半年…SNSでも書いたが、周囲のサポートが無ければ形にできなかったことは間違いない。また、主催ECCのキュレーター(メンバーのほとんどが女性!)が、僕らの仕事に目を留めてくれたからこそ恵まれた機会でもある。日本からの出展者リストを見るだけでも、大御所建築家の名前がちらほら、Designカテゴリの枠は僕らのみで、あとはすべて設計事務所という場違い感は否めないのだが(汗)。かねてからすっげ〜と言いながらフォローしているノルウェー・オスロのココとかも出展しているのも光栄で、出展作品見てまたうぇ〜と唸りっぱなし。ECCには、無名な僕らにこの素晴らしい機会を与えてくれことに感謝しかない。
今回、時間的にも金銭的にも(僕らにしては)結構な「投資」をした訳だが、果たしてこれがどういう結果に繋がるのか。そもそも何をもって「結果」なのかも正直わからなくなってきてて。むしろ「過程」の連続が人生そのもののような気さえする。たんぽぽの綿毛はどこへ飛んでゆき、いつ誰の元へ落ちるのかわからない。落ちた綿毛の種がまた、次の何かに繋がっていくような仕事がしたい。

timespaceexistence.com

 


Photo by Clelia Cadamuro

Venice Architecture Biennial 2023 “TIME SPACE EXISTENCE” |

2023.05.20

出展してます。本日より半年間開催です。
https://timespaceexistence.com/
 
詳細はまた追って書ければ

 


ヴェネチア建築ビエンナーレ2023 「TIME SPACE EXISTENCE」展

 
[会期]
2023年 5月20日(土)〜11月26日(日)
10:00~18:00
火曜定休(入場無料)
 
[会場]
Palazzo Mora
Cannaregio 3659
30121 Venice, Italy
 
[ブース]
3A5
 
[展覧会サイト]
timespaceexistence.com
 ⠀
[協力]
株式会社杉工場、株式会社井澤製陶、岸本挽物
 ⠀
[助成]
野村財団
 ⠀
[プレスリリース]

雑感 |

2023.03.06

 

芸術品は道具のように暮らしに根付くものにもなりうる。
道具もまた芸術品のように日々を豊かにするものになりうる。

 

先日機会があって、相方が書き起こしてくれた文章。そうやって両極にあるものを同時に抱くから、記号化できないし、なかなか難しい側面もあるのだけど(バズらないとか)。自分たちが目指すのは、間違いなくそういうアンビバレントなものだろうなぁと。おかげでここ数年胸につかえていたものが下りた気がした。

9年 |

2023.02.20

独立して9年が経った。二人でやるようになって5〜6年くらい。自分たちの無力さを思い知らさせられることも、ままある。その一方、自分たちの可能性に気づかせてもらえる機会もまた、ありがたいことに少なからずある。ただ、走るのに少しだけ疲れた気もする。

2023 |

2023.01.07

 

明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
(年賀状は廃止にしました。頂いた方、ありがとうございます)

自分たちにとって初めてのことにも挑戦する年になりそう。いい年にしよう。

FOR STOCKISTS EXHIBITION 2022 |

2022.09.20

 

ほぼ、3年ぶりに見る顔ばかりだったストッキスト。よく考えたら、コロナ以降東京に行ったのも初めてだった。今年は NEWTONS のみ(新作を含む)の出展だったが、上々の反応が得られて一安心。ただ、帰ってくるといつも思う。今年あと残り3ヶ月しかないなんて…

 

NEWTONS のご購入はこちらから。

地味 |

2022.08.19

最近発言をフォローしているある方のYouTubeで「地味で無名であればあるほど良い」といった類の話があった。『プレゼンテーションやパフォーマンスに派手さがあるということと、その中身に本質的価値があるということは無関係。むしろ、そういった場合、中身(実体)が詰まっていないケースが多い。地味で無名な方が信頼できる』といったニュアンスの話だったと思う。その方があまりに地味地味言うもんで、地味を自負している我々としては、なぜか嬉しい(?)気持ちになり。もちろん、別に戦略として地味を狙ってるわけでもなんでもなく、結果として地味なだけの話なのだけど。「地味」や「無名」にも(結果論的に)価値があるということに、少しだけ勇気を貰えた気がした話だった。