地味 |

2022.08.19

最近発言をフォローしているある方のYouTubeで「地味で無名であればあるほど良い」といった類の話があった。『プレゼンテーションやパフォーマンスに派手さがあるということと、その中身に本質的価値があるということは無関係。むしろ、そういった場合、中身(実体)が詰まっていないケースが多い。地味で無名な方が信頼できる』といったニュアンスの話だったと思う。その方があまりに地味地味言うもんで、地味を自負している我々としては、なぜか嬉しい(?)気持ちになり。もちろん、別に戦略として地味を狙ってるわけでもなんでもなく、結果として地味なだけの話なのだけど。「地味」や「無名」にも(結果論的に)価値があるということに、少しだけ勇気を貰えた気がした話だった。

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2022.05.17

 

イタリア・ミラノのデザインメディア designwanted に NEWTONS記事にしていただいてます。タイトル訳は「アート製品を通して日本の伝統を守る」といったところでしょうか。このプロジェクトの原点である岸本挽物のことをきちんと伝えてくれているのがとても有難い。NEWTONS は新作の開発も進行中。秋のお披露目に向けて一気に駆け抜けたいところ。

 

https://designwanted.com/newtons-preserves-japanese-tradition/

 

※ご購入はこちらから。

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2022.05.12

ELLE DECOR no.175 2022年6月号に〈いざわせいとう〉の UFO POT が掲載されてます。ご紹介いただいたスタイリストの中田さま、いつもありがとうございます。

※いざわせいとう UFO POT は現在在庫なし。2022年下期に再販予定。

 

no title |

2022.04.19

「アイデアに貧しいデザイナーほど高価な材料をつかいたがる」 Bruno Munari

調達力 |

2022.02.06

メーカーにいるとき「調達部」という部署の仕事を意識したことは、正直あまりなかったかもしれない。材料を、製造方法を、サプライヤーを探る。見積りをとる。できるだけ会って話す。試作発注する。フィードバックする。関係性を築く。言葉にするとシンプルなことの、なんと一筋縄でいかないことか。つくれる業者が見つからない。コストがはみ出る。返事がこないこともしばしば。いま開発中のいくつかのプロダクトで絶賛もがいてる。これまた、ここでの「粘り」が「質」に直結するもんだから、簡単には音は上げられない。こんな言葉あるのか知らないけど、「調達力」は(フリーの)プロダクトデザイナーにとっては重要な資質だろうなと。

ハロー2022 |

2022.01.05

 

子供の保育園とともに今年もぼちぼち始動。新たに始まったプロジェクトも、継続しているものも、つくるべきものを つくるのみ。本年もどうぞ、よろしくお願いします。

Design Anthology Awards 2021 |

2021.11.12

有難いことに受賞関連が続いている。Design Anthology Awards で、いざわせいとうの Mikawa Blend series がファイナリストに選定されたDesign Anthology は香港を拠点にアジア・オセアニア地域のデザインに焦点を当てた雑誌メディア。残念ながら入賞は逃したが、いざわせいとうはオーストラリア、台湾で多くの方に愛用してもらっている製品ということもあり、ぼくらにとっても嬉しい知らせとなった。コロナの影響で現在生産が叶わない状況が続いているが、また近い将来、生産再開できる日を願って、井澤さんたちと今できることをやっていきたい。

 

Design Intelligence Award 2021 |

2021.11.07

岸本挽物の NEWTONS が、中国の国際アワード Design Intelligence Award (DIA) にて、佳作にあたる Honorable Mention を受賞。入賞は逃したが、今年度は世界中から8000近い応募が集まり、200強の製品がこの Honorable Mention に選定された模様。倍率でいうと0.03にも満たないほどだし、周りのエントリーを見渡しても所謂「役に立つ」問題解決型のデザインばかりが受賞してるので、NEWTONS のようなファジーなデザインが喰い込んだ事自体が大健闘っしょ。と二人して勝手に解釈している。お国柄やアワードの成熟度によって、デザインへの物差しは大きく異なってくるが、今回のようにアウェー(?)でも一定の評価を得られたのは、NEWTONS の可能性を感じられる収穫だったように思う。

 

ご購入はこちらから。

卵とニワトリは同時に生まれる |

2021.11.05

プロダクト、コンセプト、コミュニケーション。自分の体感としては、それらを分断してデザインを切り売りすると、「総合」として取り組んだ場合と比べて効果は10分の1以下になるイメージ。勿論、売上だけの話ではなく、積み上がっていくブランドイメージとして。もはや、モノさえ良ければ〜という時世でもないし、今どきにソーシャルなイメージだけが先行・乖離するのも違う。卵が先でもニワトリが先でもない。卵とニワトリは同時に生まれる。少なからずデザインに投資しようという人間に、これをわかっておくれという方が酷なのだろうか。だからこそ「説得」ではなく、お互いを信じる力が問われている。