isola design awards |

2021.07.06

続けてのご報告。先日のドロワーと岸本挽物の NEWTONS が、昨年からオンラインコンテンツが始まった isola design district のアワードにノミネートされた(アワードはたぶん今年が第一回)。イゾラ地区は2015年のミラノ万博に合わせて再開発され、近年サローネにおいても注目度の高まってきているエリア(らしい)。こうして少なからず世界中の人が目にする場に、しかもオンライン上で気軽に居合わせられるのも、コロナで加速したこととは言え、時代の流れだよなぁと。

アワードの方はというと、一般投票から審査員投票、スポンサー賞まで一通りあるよう。一般投票は7/16までとのことで、清き一票を投じてやるかという方はこちらからぜひお願いします。

 

Newtons
https://isola.design/awards?url=Designer-Projects-Newtons

Three-legged drawer
https://isola.design/awards?url=Designer-Projects-Threelegged-Drawer

IFDA2021 |

2021.07.06

IFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)2021にて、次点であるシルバーリーフ賞を頂いた。作品の詳細はこちらから。あまり実感がないけど、今後このプロダクトを通して、また次の縁があるといいなと思う。

製作にご協力いただいた皆様には、時間の無い中、クオリティの高い仕事でサポートいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

三本脚のドロワー
http://studio-yo.com/works/403

 

掲載情報 |

2021.06.16

Daiichi Rubber のラバーブーツ RAKA が、Casa BRUTUS 2021 VOL.255 7月号にて「日本の日用品、名品100」として掲載されました。多くの日本の素晴らしい日用品とともに掲載いただいて光栄です。スタイリストの中田さま、いつもありがとうございます。メディア掲載って大体、ブランド名や販売元のみの紹介が多いけど、今回(たぶん企画意図として)デザイナー名もちゃんと明記してあり、有難く、また励みになります。同誌にはスタイリスト大橋利枝子さんの愛用品として、杉工場の商品も紹介されてます。

RAKA のおかげで、雨の日の保育園の送り迎えも快適。なにより歩くのが楽しい。手前味噌ですが、おすすめです。

 

http://studio-yo.com/works/501

 

雑感 |

2021.05.28

“費用対効果”
この言葉を用いているうちは、複雑に絡み合った資本主義の糸はいつまでも解けないように思う。(本質的な)効果が簡単に算段できるような世の中じゃあない。何を信じ投資するのか。経営者の了見が厳しく試される時代。

再入荷のお知らせ |

2021.05.19

 

NEWTONS 再入荷。パッケージもいい感じに仕上がってるので贈り物にもどうぞ(年齢問わず楽しめますが、口に入れてしまうような小さなお子さんの場合はご遠慮いただいてます)。

 

ご購入はこちらから。

https://studioyo.thebase.in/

雑感 |

2021.05.08

昔、テレビの歌番組かなにかで玉置浩二が「人のために曲をつくるのは簡単/自分のための曲をつくるほうがずっと難しい」みたいなことを言ってた(かなり乱暴なうろ覚え)。本当にそうなんだと思う。人のためによいものをつくるのも、決して常人には簡単ではないんだろうけど。

掲載情報 |

2021.03.31

ELLE DECOR no.169 2021年4月号に岸本挽物の NEWTONS を掲載いただいてます。「ローカル発!最旬デザイン案内」という特集の中の「日本各地の産地コラボアイテム9選」というコーナー。同じ号の数ページ違いには大学の友人であるニタの設計担当した住宅も。居場所は違えど、社会に出てからもがいていたのをお互い知ってるだけに、こうして同じ雑誌に掲載されるというのもなんだか感慨深いものがあるなと。。ご紹介いただいたスタイリストの中田さま、エル・デコ編集部の滝口さま、どうもありがとうございました。

 

こちらから購入も可能になりました。
https://studioyo.thebase.in/items/40900630

 

雑感 |

2021.02.27

最近、娘は抱っこでなくても、横になって眠りにつけるようになってきた。日々成長を感じる。寝付くまで添い寝して、9割方自分もいっしょに寝落ちる。。深夜から仕事のようなことをいそいそとやりながら、朝を迎えることも少なくない。小さな音でラジオのようにテレビを垂れ流すのだが、時間が時間なだけに選択肢もなくなんとなくNHKにしていることが多い。その日も午前5時前だったと思う。いつもお堅いオジサンが出演しているイメージの「視点・論点」に、柔らかい語り口の女性がいた。その内容がとにかく自分が普段ひっかかっていることとぴったりと重なっていて思わず画面を携帯でバシャバシャと撮った。東工大で教鞭をとられている方で伊藤亜紗さんという人だった。流石NHK、内容はほとんどこちらにアーカイヴされているよう。「信頼と安心」についての考え方もすごく腑に落ちた。このトレードオフは意外と見落とされがちで、みんな安心するためにできるだけ余白を潰していってる(無意識)ような実感がある。思うような結果が出なかったときのこと、責任の所在、危険、あらゆるリスクを無くして安心を最優先するがために余白(信頼)がなくなっていくのは息苦しい。それこそ行きつく先は人間じゃなくてもいい仕事なのでは?とも思う。余白でしか泳げないような存在には、なるほど生きづらい訳だと大いに納得(汗)。ただ、自分たちの中で収まるだけの予定調和な仕事ほど詰まらなく虚しいものはないとも思う。だから人といっしょに何かをつくるのはたのしい。

明け方の興奮を相方に伝えると、今度は相方が伊藤亜紗さんの著書にどっぷりはまり中。

 

視点・論点 解説アーカイブス
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/443072.html

グッバイ2020 |

2020.12.30

2020年も今日で最後。世界的な転換期となった一年だったわけだが、幸い僕らはなんとかやってる。二人で一緒にやるようになって3〜4年くらい?経つだろうか。頭ではわかっているつもりだったけど、自分たちに合っていること合っていないことが意外に理解できていなかったのかもなとも思う。そういった意味でも、来年はやることをさらに絞るつもり。限られた自分たちの資源を、価値あることだけに注ぎたい。そして信頼する人たちと一緒にもがきたいと思う。そういう生き方しかできないからしょうがない。。(たぶん生きづらい方)。あ、あと家族との時間もさらに増やすつもり。2020年 お世話になったみなさま、ありがとうございました。

やらないこと |

2020.12.13

近頃よく思うのが「やらないこと」の大切さだ。ほとんどの人が「やること」に目が向いているけど、やることを数え出すと止め処なく出てくるものだと思う。「やらないこと」を突き詰めると、数少ない「やるべきこと」が浮かび上がってくる。コンセプトが研ぎ澄まされていく。そういうものはゆっくりとでも確実に伝わる。「やらないこと」は「やるべきことをやった上で、待つ」とも言い換えられる。この「待つ」もなかなかどうして難しい。先の見えないこの時代、不安や焦りは誰にでもある。

メニューは焼餃子、水餃子、手羽先のみ(どれも最高)の博多祇園の「旭軒」が堪らなく格好良い理由は、腹が決まっているからこそ生まれる、細やかであたたかい接客なのだと思う。そこに無粋なものは何ひとつ無い。