雑感 |
2021.09.24生活全般において「やらないこと」を意図的に増やしていってる。もう数年前から髪を切りに行かなくなったし(ボウズなので自前のバリカン)、インスタの情報もほぼ追わなくなった(発信のみ)。3ヶ月くらい前からお酒を一切飲まなくなったし、甘い物や白米・パンなどの糖質も、習慣として摂らなくなった。食事を変えたのは大きくて、非常に身体が軽くなったし(物理的にも)、頭の中もクリアになってる気がする。欲を言うと家事や散歩以外で、負荷大きめな運動にまとまった時間をとれるようになるとベストかなーと。自営は特に、健康な身体がすべての土台なので、今のうちから家族全員の身体を大事にしていきたいという意識が強くなってきた。健康面だけじゃなく、お金も時間も無駄をカットできるのもいい。兎に角、仕事も家庭も区別なく必要不可欠(最低限)なものだけで構成していたい。絶賛イヤイヤ期到来中の子育てにしても、「やらないこと(子どもに言わないこと)」を増やしていく、というのが生来の神経質にとっての目下の課題。
講評 |
2021.08.08
IFDAの図録が届いた。こうやってきちんとアーカイヴされると、少しは受賞の実感が湧いてくる気がする。今年は審査員の講評がIFDAのサイトに掲載されていなくて「今年は無いのか〜」って少し残念がっていたけど、図録に収録されていてよかった。審査員の一人であるデザイナー、マイケル・ヤング氏の講評より抜粋。
“個人的には、シルバーリーフ賞を受賞した「三本脚のドロワー」が最も印象的でした。この作品はデザイン性もアート性も兼ね備えています。繊細そうな見た目に反し、非常に力強い存在感があるため、商品として成功する可能性を強く感じました。”
「デザイン」と「アート」。言葉が本質から逸れて氾濫するのは世の常だけれど、ぼくらにとってはこの二つは不可分だし、いつでも一つのものだと思ってる。純粋に作品のみを通じて そこをまるごと評価してもらえたのは、これまでとはまた違った手応えを貰えた気がする。これからも信じて進んでいきたい。
isola design awards |
2021.07.06続けてのご報告。先日のドロワーと岸本挽物の NEWTONS が、昨年からオンラインコンテンツが始まった isola design district のアワードにノミネートされた(アワードはたぶん今年が第一回)。イゾラ地区は2015年のミラノ万博に合わせて再開発され、近年サローネにおいても注目度の高まってきているエリア(らしい)。こうして少なからず世界中の人が目にする場に、しかもオンライン上で気軽に居合わせられるのも、コロナで加速したこととは言え、時代の流れだよなぁと。
アワードの方はというと、一般投票から審査員投票、スポンサー賞まで一通りあるよう。一般投票は7/16までとのことで、清き一票を投じてやるかという方はこちらからぜひお願いします。
Newtons
https://isola.design/awards?url=Designer-Projects-Newtons
Three-legged drawer
https://isola.design/awards?url=Designer-Projects-Threelegged-Drawer
IFDA2021 |
2021.07.06IFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)2021にて、次点であるシルバーリーフ賞を頂いた。作品の詳細はこちらから。あまり実感がないけど、今後このプロダクトを通して、また次の縁があるといいなと思う。
製作にご協力いただいた皆様には、時間の無い中、クオリティの高い仕事でサポートいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
三本脚のドロワー
http://studio-yo.com/works/403
掲載情報 |
2021.06.16Daiichi Rubber のラバーブーツ RAKA が、Casa BRUTUS 2021 VOL.255 7月号にて「日本の日用品、名品100」として掲載されました。多くの日本の素晴らしい日用品とともに掲載いただいて光栄です。スタイリストの中田さま、いつもありがとうございます。メディア掲載って大体、ブランド名や販売元のみの紹介が多いけど、今回(たぶん企画意図として)デザイナー名もちゃんと明記してあり、有難く、また励みになります。同誌にはスタイリスト大橋利枝子さんの愛用品として、杉工場の商品も紹介されてます。
RAKA のおかげで、雨の日の保育園の送り迎えも快適。なにより歩くのが楽しい。手前味噌ですが、おすすめです。
http://studio-yo.com/works/501
雑感 |
2021.05.28“費用対効果”
この言葉を用いているうちは、複雑に絡み合った資本主義の糸はいつまでも解けないように思う。(本質的な)効果が簡単に算段できるような世の中じゃあない。何を信じ投資するのか。経営者の了見が厳しく試される時代。
再入荷のお知らせ |
2021.05.19雑感 |
2021.05.08昔、テレビの歌番組かなにかで玉置浩二が「人のために曲をつくるのは簡単/自分のための曲をつくるほうがずっと難しい」みたいなことを言ってた(かなり乱暴なうろ覚え)。本当にそうなんだと思う。人のためによいものをつくるのも、決して常人には簡単ではないんだろうけど。
掲載情報 |
2021.03.31ELLE DECOR no.169 2021年4月号に岸本挽物の NEWTONS を掲載いただいてます。「ローカル発!最旬デザイン案内」という特集の中の「日本各地の産地コラボアイテム9選」というコーナー。同じ号の数ページ違いには大学の友人であるニタの設計担当した住宅も。居場所は違えど、社会に出てからもがいていたのをお互い知ってるだけに、こうして同じ雑誌に掲載されるというのもなんだか感慨深いものがあるなと。。ご紹介いただいたスタイリストの中田さま、エル・デコ編集部の滝口さま、どうもありがとうございました。
こちらから購入も可能になりました。
https://studioyo.thebase.in/items/40900630
雑感 |
2021.02.27最近、娘は抱っこでなくても、横になって眠りにつけるようになってきた。日々成長を感じる。寝付くまで添い寝して、9割方自分もいっしょに寝落ちる。。深夜から仕事のようなことをいそいそとやりながら、朝を迎えることも少なくない。小さな音でラジオのようにテレビを垂れ流すのだが、時間が時間なだけに選択肢もなくなんとなくNHKにしていることが多い。その日も午前5時前だったと思う。いつもお堅いオジサンが出演しているイメージの「視点・論点」に、柔らかい語り口の女性がいた。その内容がとにかく自分が普段ひっかかっていることとぴったりと重なっていて思わず画面を携帯でバシャバシャと撮った。東工大で教鞭をとられている方で伊藤亜紗さんという人だった。流石NHK、内容はほとんどこちらにアーカイヴされているよう。「信頼と安心」についての考え方もすごく腑に落ちた。このトレードオフは意外と見落とされがちで、みんな安心するためにできるだけ余白を潰していってる(無意識)ような実感がある。思うような結果が出なかったときのこと、責任の所在、危険、あらゆるリスクを無くして安心を最優先するがために余白(信頼)がなくなっていくのは息苦しい。それこそ行きつく先は人間じゃなくてもいい仕事なのでは?とも思う。余白でしか泳げないような存在には、なるほど生きづらい訳だと大いに納得(汗)。ただ、自分たちの中で収まるだけの予定調和な仕事ほど詰まらなく虚しいものはないとも思う。だから人といっしょに何かをつくるのはたのしい。
明け方の興奮を相方に伝えると、今度は相方が伊藤亜紗さんの著書にどっぷりはまり中。
視点・論点 解説アーカイブス
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/443072.html